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2019/08/06【言語】TOPICS

【言語聴覚学科】 古い検査を活用する

前回、ABR(いわゆる脳波聴力検査)を取り上げました。

 

被検者の「聞こえた」という反応が必要無い他覚的聴力検査ですので、小児の検査等に重宝されています。

 

しかし、検査音として高い周波数帯域のクリック音が使われるため、
低音部に残存聴力があっても見過ごしてしまう危険性があることもお話ししました。

 

そこで、乳幼児オージオメータ等で音を聞かせ、反応を観察するといった方法との併用が必要になります。

 

ABRと観察。

新しい検査と古い検査、それぞれの特性を理解して、適切な情報を得ることが大切です。

 

 

 

 

前にも取り上げましたが「ことばのテストえほん」です。

ささやき声で単語や文を聞かせ、きこえの状況を把握します。

 

実はこの検査、初版は1964年3月です。

昭和39年ですから・・・
そう、前の東京オリンピックの年ですね!



図版は最近のものに変更されていますが、
用いられる単語と文は初版からまったく変わりありません!!

 

・・・55年間、変わっていないとは!!!

なんて息の長い検査なのでしょう。

 

この検査では、熟練すれば、中耳炎等による軽度難聴でも見つけることが可能です。


さて、ささやき声による検査は「3歳児健康診断」でも使われます。

しかし、3歳児健診では、家庭で実施することになっています。

 

ささやき声を出すには、ちょっとしたコツが必要です。

いわゆる「小声」とは違います。

 

声帯を震わせずに、息だけで言う必要があります。

 

これが結構、難しい。

 

おそらく、家庭では「小声」で検査されていることも多いと思います。

 

本来は、3歳児検診に言語聴覚士も参加して、一人一人の子どもに「ささやき声」で実施するのがベストですね。

ただ、言語聴覚士自体まだまだ少数だし、小児となれば、さらに実施は難しいというのが現状でしょう。


言語聴覚士に興味のある方、ぜひオープンキャンパスへおいでください。

待ってますよ~。