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    • 2024/12/06

    【卒業生紹介】言語聴覚士 新谷 依美 さん

    「話す」「食べる」を支える喜び。急性期病棟で活躍する言語聴覚士

    岡山中央病院の急性期病棟で言語聴覚士として働く新谷さん。患者さんの回復を間近で支える仕事にやりがいを感じているそうです。
    今回は、新谷さんに言語聴覚士の仕事の魅力や、本校で学んだことがどのように活かされているのか、詳しくお話を伺いました!

    現在のお仕事について教えてください
    私は岡山中央病院の急性期病棟(病気や怪我で入院されたばかりの患者さんが治療を受ける病棟のこと)で言語聴覚士として働いています。
    主な業務は、食べ物が飲み込みにくい「嚥下障害」、言葉がうまく話せない「構音障害」、言葉の意味が理解できない「失語症」といった症状の患者さんのリハビリテーションを行っています。

    ― 言語聴覚士の仕事を目指したきっかけについて
    小さい頃、「か行」がうまく言えなくて、言葉の教室に通っていたんです。言葉の教室では、お菓子を使って練習したのが印象に残っています。 チョコレートを舌の先端に置いて、舌の奥を上げる練習などをしていました。 当時は、お菓子を食べる場所!という感じでしたね(笑)でも、周りのみんなが当たり前にできることができないということが幼心に悔しかったんでしょうね、家で鏡の前で練習していたことを覚えています。
    その経験もあって、リハビリの中でも話すことや食べることなどのリハビリテーションを行う言語聴覚士を目指そうと思いました。

    ― 働きはじめてから印象に残っていることを教えてください
    入職直後は回復期病棟に配属され、患者さんの症状が緩やかに改善していくことが多かったのですが、今年から急性期病棟に配属になって、例えば、失語症の方で、最初は検査で3、4割程度の成績だった方が、2、3週間のリハビリテーションで6、7割まで改善したケースもあり、急性期と回復期の違いを実感したとともに非常に印象に残っています。

    ― 急性期・回復期それぞれの経験を積むことができているのですね
    はい、急性期、回復期と、それぞれのやりがいがあるということは改めて感じています。
    回復期では、患者さんの近くでそれこそ何か月もかけながら徐々に徐々に良くなっていく過程を支えていく中で、お互いの関係性なども築くことができ、とてもやりがいを感じていました。
    現在の急性期病棟では、患者さんの回復を間近で支え、自分自身の関わりとそれに伴う患者さんの変化が大きい部分にやりがいを感じています。


    (仕事のやりがいについて話す新谷さん)

    ― 学生時代の思い出やエピソードなどを教えてください
    学生時代の思い出、、、やはり臨床実習が印象に残っています。
    高知県の病院で実習をさせていただき、慣れない一人暮らしと長期の実習という環境で、とても大変だったのですが、実習最終日には実習先の先生方から、寄せ書きや地元の有名な食べ物をいただき・・・終わってみれば本当に良い時間を過ごさせていただいたな、と思います。実習を通して、改めてこの仕事…この道を選んで良かったと当時思ったくらい、自分にとっては良い経験でした。

    (実習終了後に実習先のバイザーの先生方、スタッフの方々からいただいた寄せ書きと地元の名産☺)

    ― この仕事をやっていて良かったと感じる瞬間は?
    今は嚥下障害の方のリハビリに介入させていただくことが多いのですが、介入前は食事が難しかった患者さんが訓練を通して飲み込みの機能が回復し「リハビリのおかげで食事ができたよ、ありがとう」と言っていただいたときは本当にやりがいを感じますし、この仕事をしていて良かったと思います。
    もちろんまだまだ勉強中という感じなのですが、自分の仕事が患者さんのためになっている、と思える瞬間はやはりとても嬉しいです。

    ― 最後に言語聴覚士に興味を持つ方へメッセージをお願いします
    言語聴覚士は、話す、食べるといった、日常生活に欠かせない機能のリハビリテーションを行う、とてもやりがいのある仕事です。
    まだ誰もが知っているとは言えない職業ですが、皆さんの生活を支える、大切な仕事です。ぜひ、言語聴覚士を目指して、一緒に働きましょう!

    新谷さんが活躍する病院はこちら:岡山中央病院

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