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2018/10/02
【言語聴覚学科】 音を見る2
ことばは、「音」です。
ですから、目では見えません。前回、オシロスコープで音の波形を見ました。
今回は「サウンドスペクトログラム」を使って、実際の音声を見てみようと思います。これが、「サウンドスペクトログラム」の分析装置です。
「なんだ、デスクトップPCと、高そうなマイクロフォンだけじゃん?」
と思われるかもしれません。その通り。
PCにサウンドスペクトログラムの「アプリケーションソフト」が入っています。
最近は、なんでもPCですね。
大昔は、専用の機械で分析していました(もちろんアナログ!)。
古い映画ですが、アメリカのベル研究所が作った「SPEECH CHAIN」に分析中の映像が残っています。
もし見る機会があれば、ぜひ見てください。いい映画です!
さて、次の図は「しっこく(漆黒)」をサウンドスペクトログラムで表示しています。
昨年度の第8回全国統一模擬試験で、本校から出題したものです。「 しっ こ く 」
グラフの見方ですが、縦軸は「音の高さ」です。
つまり「周波数」ですね。
数値が大きいほど、高い音になります。
横軸は「時間経過」で、単位は「秒」です。
音の強さ(エネルギ)は、インクの濃さで表します。
インクが濃いほど、強い(エネルギをもっている)ということです。
分析してみると、次のようなことが分かります。
・「しっこく」と言うのには、だいたい1秒位かかる。
・最初の「しっ」という部分は、高い周波数の音が、長い時間(0.2秒位!)続いている。
・詰まる音「っ」は、音が無い部分であり、最初の「し」の部分よりも長い。等々
他にも、いろいろなことが分かります。
実は、今回のように、くっきりと発音するのは結構大変です。
特に筆者は「関西話者」ですので、
どうしても「しいっこく」になってしまいます(関東話者は、「し」は子音だけになるらしい)。
結局、20回位録音しなおしました。
う~、努力の結晶!
国家試験で、サウンドスペクトログラムの問題が出題されたら、
関東話者になったつもりで、小声で言ってみることです。もちろん試験官が気付かない程度でやることが肝要ですが……



