言語聴覚士は発達障害や脳卒中などにより「コミュニケーション能力」や「食べる」「聴く」という機能が低下した人に治療や訓練を通して支援する専門職です。
また、物を認知する力、記憶力、知的機能などの障害に対しても言語聴覚士が関わっています。
チーム医療を担うための 高い臨床力の習得をめざす
チーム医療を担うためには、まず、言語聴覚士としての臨床スキルが必要です。言語聴覚学科の教員は、全員が各専門の実務家教員で構成されていて、臨床現場を想定した講義も多彩です。また、兼任講師は言語聴覚士はもちろん、医師・歯科医師・歯科衛生士などの多くの職種から構成されており、チーム医療に必要となる視点や知識を得ることができます。
中国地方唯一の3年制課程 最短で資格取得をめざす
高卒で言語聴覚士をめざすためには、3年制若しくは4年制の課程で学ぶ必要があります。本校は中国地方で唯一3年制課程を採用しており、最速で実践力を身につけ臨床現場に送り出します。
少人数制だからこそできる きめ細やかな学習サポート
本学科では少人数制・担任制という特長を活かし、学生の学習状況に応じた個別指導や補講を充実させています。
実務家教員による講義と演習で 実践的な臨床スキルを養う
連携先の施設で言語聴覚士として現場に立ち続ける教員が、教科書だけでは分からない、現在臨床で求められている知識や技術を伝えます。
Teacher's VOICE
リハビリだけでなく専門知識を
正しく伝える力を養おう。
言語聴覚士の専門領域の科目のほか、基礎分野の授業も行っています。「神経系の構造機能病態」は、神経の解剖について学ぶ授業で、神経の病気を扱う言語聴覚士にとって大切な科目です。神経や筋肉の名前など覚えることが膨大で、苦労する学生も多いですが、3D教材を使用したり、構造を覚えるために絵を描く時間も作っています。楽しみながら人間の神経の構造について知っていきましょう。また、患者さんのなかには、インターネット上の誤った情報を鵜呑みにしている人も多く、言語聴覚士として患者さんに正しく知識を伝えることも大事な仕事のひとつです。単語を覚えるだけでなく、ぜひ自分の言葉で伝える力を身につけてほしいですね。
言語聴覚学科 教員中西 幸生先生